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アカデミー賞4冠!『パラサイト』の快挙に湧く韓国

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 アジア史上初の快挙

先日行われた第92回アカデミー賞で、韓国映画『パラサイト 半地下の家族』が作品賞・監督賞・脚本賞・国際長編映画賞の最多4部門を受賞したことは日本でも大きな話題となりました。アカデミー賞での4冠獲得は、韓国どころかアジア史上初のことであり、外国語映画が初めて作品賞を受賞するという歴史的な快挙でもありました。

『パラサイト』は、半地下で貧困生活を送る一家が、豪邸に住む裕福な一家に寄生していくというストーリーで、韓国の格差社会を描いた作品になっています。監督を務めたのは韓国を代表する映画監督ポン・ジュノです。主演には韓国映画界の名優ソン・ガンホ、その他にイ・ソンギュン、チョ・ヨジョン、チェ・ウシク、パク・ソダムといった日本でも知名度のある俳優たちが出演しています。


 実際の半地下生活ってどうなの?

そもそも「半地下」というのは、住居空間の半分が地下に埋まっている部屋のことを言います。韓国では主に、貧困層が半地下生活を強いられています。家賃が安いことくらいしか半地下のメリットはないですが、デメリットを挙げたら切りがありません。

半地下最大のデメリットは湿度が高いことです。そのため、一般的な住居よりもカビが生えやすいです。当然、洗濯物の乾きも遅く、梅雨の時期はまさに地獄です。湿度のせいで健康悪化を引き起こすこともあり、中には耐えられず数か月で引っ越してしまう人もいるそうです。

半地下の構造上、地面よりも低い玄関と地上すれすれの窓から虫が入りやすくなっています。また、窓を開けっ放しにしておくと地上のほこりも室内に入ってくるので、長時間換気することもできません。このように窓を開けておけない事情もあって、そのまま虫が住みついてしまうことも多々あります。

半地下住居の窓には防犯用の格子が付いていますが、プライバシー保護の観点から女性の1人暮らしや、幼い子供連れには危ないので不向きです。まれに路上放尿の被害にあってしまうこともあるようです。また、場所によっては車の騒音やヘッドライトにも悩まされます。

夏は暑くて冬は寒いという点では、屋上に作られた「屋根部屋」も同条件ですが、半地下での生活は想像以上に過酷です。半地下と屋根部屋は、韓国映画・ドラマには頻繁に登場します。


 半地下とアイドル

K-POPアイドルの中にはデビュー前、半地下に住んでいた苦労人もいます。2018年に事実上の解散となったガールズグループSecretは、練習生時代にメンバー4人全員が半地下で共同生活を送っていました。そのため、Secretとして2009年にデビューしてからは「半地下アイドル」と呼ばれ、K-POP界で注目を集めました。

Secretと同じように、ボーイズグループINFINITEも半地下で共同生活を送っていて、その他にも韓国より中国で高い人気を誇る男性歌手ファン・チヨル、SUPER JUNIORのウニョク、Wanna One出身ソロアイドルのユン・ジソンが、デビュー前に半地下で生活していたことを明かしています。なんとユン・ジソンは、練習生時代の7年間も半地下に住んでいたそうです。Wanna Oneのデビューが2017年なので、結構最近まで住んでいたことになりますね。以前と比べて、さすがに半地下で生活する練習生は減っていますが、今でも半地下にある狭い練習室でアイドルを目指す若者がたくさんいます。

 

 

Writer:真先燦(Twitterは@chayoncheorigin)


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