韓国の春の定番ソング

春が近くなると韓国でも日本同様、タイトルに「桜」のつく曲など、多くの春ソングがリリースされます。その中から、春に聴きたくなる韓国の定番ソングを紹介しましょう。


Busker Busker　『桜エンディング』（2012年）

韓国の人気オーディション番組「スーパースターK シーズン３」で準優勝した３人組バンドBusker Busker（韓国語の発音は「ボスコボスコ」）のデビューアルバムのタイトル曲です。

リリース直後から人気を集め、今や韓国でナンバーワンの春ソングとしての地位を確保しています。毎年春になると配信チャートの上位にランクインすることから、韓国では「桜ゾンビ」という異名が付けられました。

また、ボーカルのチャン・ボムジュンはソロアーティストとしても活動しています。新曲をリリースする度に配信チャートの上位にランクインする「音源強者」と呼ばれる１人でもあります。

今春リリースした最新曲『あなたとはゆっくりと』もまた、各種配信サイトの１位を獲得していてます。



ロイ・キム　『春春春』（2013年）

実力派シンガーソングライターのロイ・キムによる初の春ソングです。オーディション番組「スーパースターK シーズン４」で優勝後、デビュー２曲目の自作曲として、彼の音楽的能力が高く評価されました。韓国語の歌詞が分からなくても、サビ部分の「Bom Bom Bom」など、春らしいリズミカルなメロディーは耳に残ること間違いなしです。

一時期、この曲には盗作疑惑が向けられましたが、裁判での勝訴により、晴れて彼のオリジナル曲だと認められました。昨年から日本での活動を本格的にスタートさせ、今後の活躍が期待されるアーティストの１人です。


ＢＴＳ（防弾少年団）　『Spring Day』（2017年）

ワールドクラスの人気を誇る７人組ボーイズグループＢＴＳ待望の春ソングです。メンバーたちも自身の経験を基に、作詞作曲に参加しました。

また、この曲の歌詞とミュージックビデオ（ＭＶ）は、日本にも大きな衝撃を与えた「セウォル号沈没事故」を連想させるものだとして、ファンの間で話題となりました。直接的には曲の解釈について言及していませんが、実際に彼らが事故で亡くなった人々の追悼事業や遺族への寄付をおこなっていることからも、彼らの想いが込められているのではないでしょうか。

このような事情もあり、ＢＴＳのファンだけでなく、幅広い層から支持されています。


日本語バージョン（歌詞付き）もありますよ。
https://www.youtube.com/watch?v=7G9n1J__Zf8


春の定番ソングを聴きながら、韓国の春を感じてみませんか？

Writer:真先燦

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